会陰の傷が少なくなるために自分でできる事

分娩準備

 以前https://sorairojyosan.com/会陰切開と裂傷どっちがいいの?/で記事を書かせて頂きました。

 今日は会陰の傷を少しでも小さくするために自分ができる事をお話ししたいと思います。

会陰てどこにあるの?

 まず基本的なことを押さえておきたいとおもいます。

会陰てどこにあるの?

会陰と膣と肛門のあいだの部分の事を言います。

赤ちゃんの頭が通る時に、会陰が薄くぐーっと伸ばされます。

 会陰の伸びが悪いと、会陰が必要以上に避けたり、会陰切開が必要になったりするわけですね。

会陰が切れないためにはどうしたらいいの?

会陰は皮膚と筋肉ですので、乾燥してて循環が悪いと伸びが悪く、切れてしまいます。

 ですので基本的には保湿する。温めて循環を良くするということになります。

小豆ホットパックで温めよう

  以前紹介した小豆のホットパックで陰部を温めます。レンジでチンして、お股に挟んで寝たり、座布団代わりにして座ったり。陣痛の時も温めたものの上に座っておくだけで、循環が良くなりgoodですよ。

会陰マッサージをしてみよう

会陰マッサージには色んな方法がありますが、あまりやたらにやりすぎると、傷ついたり、むくんだりして、かえって傷ができやすい状態になってしまう事もあります。オイルで保湿しておくだけで充分ですが、もしマッサージするなら優しく撫でる感じで大丈夫です。

 オイルですが、おすすめはホホバオイルです。ホホバオイルは人間の皮脂に近い構造をしていますし、厳密に言うとオイルではなくワックスですので、酸化しませんので扱いやすいです。酸化したオイルは皮膚刺激になってしまうので、酸化しないホホバオイルは安心して使えます。ホホバオイルは赤ちゃんが生まれたら保湿や、ベビーマッサージにも使えますので持っていて損はないです。


 ホホバオイルの中にアロマオイルを入れて会陰マッサージするのもおすすめですが、アロマオイルは、安いものだと添加物が入っていて肌につけるには適当ではないので、しっかりと成分表が入ったものを使用してください。身近で購入できるとしたら生活の木などでしょうか。

 20mlのホホバオイルに対し、真生ラベンダー、オレンジスイートそれぞれ1滴づつ入れて使用します。60mlくらいまとめて作って100均の化粧ボトルに入れていつでも使えるようにしておくとよいです。ラベンダーは筋肉を緩める作用が、オレンジは循環をよくする作用があります。


 

ブランドするのがめんどくさい方は会陰マッサージ用のカレンデュラオイルでも構いません。


いずれも、使用前に腕の内側などにつけてみて赤くなったりしないか確認してから使用してください。

 それではマッサージの仕方ですが、

会陰の外側を矢印のように優しく撫でて下さい。会陰はデリケートです。少しでも傷があったり荒れたたりするとそこから会陰裂傷が起きやすくなるのであくまでも優しくしてください。

 マッサージしなくても、コットンにオイルを染み込ませて会陰にパックしておくだけでも充分効果があります。トイレのたびに変えるようにしてください。

マッサージやコットンパックもいずれも37週入ってからで充分です。お産の当日ももちろん続けてくださいね。

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