母乳がよく出るために③くわえさせかた編

母乳育児

 こんにちは😃助産師のそらにこです。

 今回は正しいおっぱいのくわえ方についてお話ししたいと思います。

なぜくわえ方が大切なの?

 おっぱいがしっかりくわえられると、効果的な刺激となってしっかりホルモンが分泌されるために、母乳の出がよくなります。また、作られている分をしっかりと飲みとってくれるので、おっぱいが張りすぎて痛いというようなトラブルも減ります。

さらに、乳首に負担をかけないので、乳首に傷ができて、痛くて飲ませられないといった乳首のトラブルも減らす事ができます。

上手な母乳のくわえ方とは?

「おっぱいを乳輪まで深くくわえましょう!」と産院ではよく言われます。

 でも一体どうすれば深くくわえさせられるの?

 やみくもに深くすれば良いというものではありません。

 赤ちゃんは、舌で乳輪をしごいておっぱいを吸います。大人の想像する、いわゆる「吸う」のとはちょっと違うんですね。

 ですので、いかに舌の上に乳輪が乗るかを考える必要があるんです。下顎が、しっかりとおっぱいを深く捉える必要があります。

 そのためにはただ赤ちゃんの口に真っ直ぐにおっぱいを持っていったのでは上手くいきません。

 イラストで見てみましょう。

まず基本の動作です。赤ちゃんのお臍を自分の方に向け、赤ちゃんの体と顔の向きが同じ方向を向くようにします。

そして、赤ちゃんの鼻の下あたり、上唇あたりを、乳首でチョンチョンと刺激し、赤ちゃんがお口を大きく開けるのを待ちます。

 この時に赤ちゃんの下唇を乳輪のキワあたり(乳頭から3-4cm下)に当てておきます。

赤ちゃんのお口が開いたら、乳輪を舌の上に置いてあげるイメージで、乳首が上唇をかすめるようにしてお口の中に入れます。下顎が乳房から離れないように注意しましょう。

しっかり乳首が入ったら④のポイントがしっかりできているか確認しましょう。

 皆さん、初めから上手に出来ないのはあたりまえなので、初めのまだおっぱいが出ていないうちに練習と思って気長にやってみてくださいね。

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